FPの試験勉強開始前に、FP3級の問題やってみた

こんにちは。最近FPの試験に挑戦することを決めた太一朗です。

FPの資格には1年以上前から興味があったのですが、新型コロナウイルスの流行で試験を受けることが出来ませんでした(現に2020年5月の試験は中止になっています)。ですが、ようやくコロナの流行も終息に向かいつつあるので、FPの試験を受けることにしました。

まずは、どの試験を受けるかです。受けるならFP2級か3級ですが、僕には金融機関などでの実務経験はありませんし、FPに関する予備知識も特にないので、最初は無難に3級を受験することにしました。

いきなりFP3級試験を解いてみる

そしてFP3級を受験するにあたって勉強方法などを調べてみると、資格試験に短期間で合格したいなら、なるべく早く過去問を解いてみるのが良いという声があったことから、実際にFP3級の試験問題をやってみることにしました。具体的には、FP試験の勉強を全くせずに、本やネットを見ないで、いきなり2021年9月実施のFP3級試験(学科試験と実技試験)の問題を解いてみました。ただし、時間制限はしませんでした。

やってみると、……いやぁ辛かった!
問題の答えがほとんどわからないので、途中で眠くなりました。勉強をせずに試験を受けると、こんなに辛いんだと身に染みて実感しました。

ところが採点してみると……、

いきなり解いてみたFP3級試験の結果は

  1. 学科試験             35点(60点満点)
  2. 実技試験(資産設計提案業務)   65点(100点満点)
  3. 実技試験(個人資産相談業務)   33点(50点満点)
  4. 実技試験(保険顧客資産相談業務) 27点(50点満点)

(学科試験は必須、実技試験は上記2.~4.の3科目から1科目を選択。各試験6割以上の得点で合格)
でした。

なんと、2科目で合格点を取れてしまいました。しかも合格点を取れなかった2つの試験についても、1.の試験の配点は1問1点、4.の試験の配点は1問3点または4点なので、あと1問正解していれば合格でした。

ただし、時間はかなりかかりました。かかった時間は、

  1. 学科試験             146分(制限時間120分)
  2. 実技試験(資産設計提案業務)   106分(制限時間60分)
  3. 実技試験(個人資産相談業務)   117分(制限時間60分)
  4. 実技試験(保険顧客資産相談業務) 88分(制限時間60分)

でした。
時間は相当かかりましたが、まさかこんなに得点できるとは……。

このような結果になった理由

問題がほとんどわからなかった以上、この結果は完全にまぐれなのですが、4つの試験でまぐれが起こるとは思いませんでした。以下のような理由が考えられます。

身近な経験が役立った

僕は宅地建物取引士などのFP試験を受ける上で有利になりそうな資格を持っていませんし、前述のように実務経験もありません。そんな自分でもある程度の点数が取れたのは、身近な経験が役に立ったからだと思います。

僕には株取引の経験が少しあります。株の売買で自分にとって大きな金額を動かす前には、いろいろと分からないところを調べなければなりません。また半年ほど前には医療保険への加入を検討すべく、パンフレットを熟読しました(結局医療保険には入りませんでしたが)。パンフレットには難しい言葉の説明が詳しく書かれていたため、読むことでかなり保険についての理解が深まりました。その他にも、

  • 住宅の購入
  • 確定申告
  • 年金の受給
  • 相続

などの経験があれば、FP3級の問題を解くうえで、かなり有利になると感じました。

数学に抵抗がない

僕は一応大学の理系学部を卒業しているので、数学アレルギーのようなものはありません。なので、計算の問題を見ただけで「もうダメだー!」と、簡単にあきらめてしまうことはなく、知らない言葉の意味や数学の公式を無理やり想像しつつ粘り強く問題に取り組んだのも良かったのでしょう(そのために時間はかかってしまいましたが)。

常識に基づいて考えた

問題文の中の言葉の厳密な定義は、もちろん分かりませんでしたが、言葉の意味を「文字通りに」解釈し文章の意味を考えて、最終的には常識に基づいて正誤判定をしたことが多かったです。「問題文で示されたようなことは常識的に言って、あり得ないだろう」という感じで判断していました。こんな判断で正解した問題もあったということは、FP3級の試験は素直な問題が多いということを意味するのかもしれません。

いきなり試験問題を解くことは無駄ではない

今回の僕の得点、信じられない人が多いかもしれません。でも、そもそもFP試験の勉強を始める前に試験問題を解いてみる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
問題をやってみると、どのようなことが試験で問われるか身をもって知ることができます。
あなたもやってみてはいかがですか?意外と得点できるかもしれませんよ。

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