こんにちは。太一朗です。
僕がFP3級(3級FP技能検定)の受検を決めたことは、以前の日記に書きました。FP3級の受検を決めたら、次は勉強するテキストを選ばなければなりません。通信教育や予備校の講座を受講するなら、自分でテキストを選ぶ必要はありませんが、僕はできるだけ独学で勉強したいと思っているので、テキスト選びは必須です。
僕の選んだテキストは
そこで複数の大型書店に行きました。驚いたのが、10を優に超える種類のFP3級のテキストが販売されていたことです。せいぜい5種類程度のテキストから選べばよいと思っていたので戸惑いました。こんなにたくさんのテキストから自分に合うものをどう選んだらよいのか……。かなり悩みました。
時間をかけた末に選んだテキストは、『史上最強のFP3級テキスト 21-22年版』(高山一恵 監修、オフィス海 著 ナツメ社)です。
テキストを選んだ理由
次のような理由で、このテキストを選びました(以下に示すテキストは、全て2021-2022年版です)。
日本FP協会の実技試験に対応している
FP技能検定の実技試験は日本FP協会と金融財政事情研究会(きんざい)で実施され、いずれかの試験機関で実施される計3科目の実技試験の中から受検者は1科目を選択しますが、僕は日本FP協会で実施される実技試験(資産設計提案業務)を選ぶことにしました。そのため、FP3級のテキストは日本FP協会で実施される実技試験に対応したものでなければなりません。
ところが『最短合格 3級FP技能士』(きんざいファイナンシャル・プランナーズ・センター 著、 編集 きんざい)には「利用の手引き」に、FP3級の学科試験および実技試験(個人資産相談業務/保険顧客資産相談業務)に合格するための教材であると書かれています。日本FP協会で実施される実技試験(資産設計提案業務)に対応しているとは書かれていないのです。よって、この本を使用するわけにはいきません。
毎年改訂版が出ている
FPの試験の試験範囲では毎年何らかの法改正が行われることもあり、テキストは毎年改訂されています。しかし評判が悪くて売れないテキストは改訂版が出ません。逆に毎年改訂版が出ているテキストは、ある程度信頼できると言えます。
これに対し、初めて出版されたテキストは信頼できるか分かりません。僕のような初学者にはとても判断できません。そのため、今年初めて出版されたと思われる『FP3級合格のトリセツ 速習テキスト』(LEC FP試験対策研究会 著、編集 東京リーガルマインド)は、選びませんでした。
合格できるだけの知識が1冊に盛り込まれている
受験勉強をするときに、1つの試験に対して複数のテキストで勉強する方もいますが、自分自身の経験から、1つの試験においては1冊のテキストを何度も繰り返すことが僕には向いていると思っています。
よって、FP3級に合格できるだけの知識が1冊に盛り込まれていないテキストは使いたくありません。
そのため、『ゼロからスタート! 岩田美貴のFP3級1冊目の教科書』(岩田美貴 著、LEC東京リーガルマインド 監修 KADOKAWA)は、書名から、この本だけでなく2冊目のテキストも必要だと思われることから除外し、『一発合格! マンガで攻略! FP技能士3級』(前田信弘 著 ナツメ社)も漫画が多めで、この1冊だけで合格は難しいと思われたので除外しました。
イラストが最小限
僕はイラストが多いテキストが好きではありません。イラストが多いと文章を読むことに集中できないし、本のページが不必要に多くなってしまうからです。ほとんどの部分を文章でわかりやすく説明していて、文章で理解しにくいことのみ図やイラストも用いて説明しているテキストが僕の理想です。
したがって、『みんなが欲しかった! FPの教科書 3級』(滝澤ななみ 著 TAC出版)や、『イメージで攻略 わかる! 受かる! ! FP3級 テキスト&問題集』(マイナビ出版FP試験対策プロジェクト 著 マイナビ出版)は選びませんでした。
FP試験への僕のスタンスと合っている
FPの試験に臨む際には、
- 最小の時間で(ギリギリでも良いから)合格したい
- 多少時間がかかっても良いから高得点で合格したい
という2つのスタンスがあります。
僕は後者のスタンスです。FPの最上位の資格であるCFPや1級FP技能士にも興味があり、いずれFPの資格を生かした仕事をしたいと望んでいるため、はじめからしっかり勉強した方が良いと思ったからです。
また勉強時間が少ないと僕は焦ってしまいますし、前者のようなスタンスのテキストは内容が凝縮され過ぎていて、なぜそうなるのかの説明が少なく、結果として丸暗記を強いられて応用が利かないものが多いのではないかと思ったからでもあります。
そこで、前者のスタンスで書かれたと思われる
- 『1週間でFP3級に合格できるテキスト&問題集』(堀川洋 著 インプレス)
- 「毎日ちょっとだけだから無理なく続けられる!」と表紙に書かれた『32日で完成! ユーキャンのFP3級 きほんテキスト』(ユーキャンFP技能士試験研究会 著、編集 U-CAN)
- 224ページとコンパクトで、まえがきに「無駄を省き、6割の正答率で合格する試験に必要かつ十分な量の情報に絞って構成している」と書かれた『これであなたも一発合格! FP3級参考書』(梶谷美果 著、編集 きんざい)
- まえがきに「試験範囲の全てを網羅しようとすると、学習量は膨大なものとなってしまう」「6割の正答で合格できるため、めったに問われない論点にまで手を広げる必要は全くありません」と書かれた『スッキリわかる FP技能士3級』(白鳥光良・深谷康雄 著 TAC出版)
- 「6日で攻略」と表紙に書かれた『FP技能士3級最速合格ブック』(株式会社家計の総合相談センター 著 成美堂出版)
といった本は候補から除外しました。
すると、
- 『うかる! FP3級 速攻テキスト』(フィナンシャル バンク インスティチュート 編集 日経BP)
- 『読めばわかる!資格の大原公式 FP3級合格テキスト』(資格の大原FP講座 著 大原出版)
- 『FP技能士3級問題集&テキスト』(伊藤亮太 著、編集 成美堂出版)
- 『一発合格!FP技能士3級完全攻略テキスト』(前田信弘 著 ナツメ社)
といった本も残りました。
しかし、「高得点で合格したい」という僕のスタンスからすると、まえがきで「直近3年間の出題の97.6%をカバー(的中・正解)し、類書の中でダントツのカバー率」とうたっている冒頭の『史上最強のFP3級テキスト』がベストだという結論になりました。
あとは勉強あるのみ
上記のようにして、ようやくテキストを選ぶことができました。でも勉強をしなければ、どのようなテキストを選んでも無意味です。高得点で合格したいなら、なおさら勉強しなければなりません。
試験まで、あと1ヶ月ほどです。でも、まだ勉強を始めていません。
だいぶ遅れているような気が……。
ともかく、受検勉強頑張ります!
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